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2024年12月2日

【不動産投資】心理的瑕疵・事故物件ってどうなの?

心理的瑕疵とは、物件内で発生した「心理的に嫌な出来事」を指し、具体的には自殺や殺人事件などが該当します。これらの物件は一般的に「事故物件」と呼ばれています。

心理的瑕疵がある物件の特徴として、一時的に家賃が安くなる傾向がありますが、物件価格自体は大きく下がらないことが多いとされています。ただし、社会的に注目された大きな事件があった場合は例外となります。

賃貸物件のオーナーには、心理的瑕疵について入居希望者への告知義務があり、これは法的な義務とされています。告知期間については、事案により異なりますが、以下のような目安があります:

  • 病死の場合:心理的瑕疵には該当せず、告知義務なし
  • 自殺の場合:判例上、約2年程度
  • 殺人事件の場合:概ね10年程度(事件の規模により変動)
  • その他:暴力団事務所や違法風俗店として使用されていた場合なども心理的瑕疵となる可能性あり

一度通常の入居者が入った後は、次の入居者への告知義務は消滅するとされています。ただし、告知義務を回避するための極端な短期入居は認められません。

心理的瑕疵を予防するための対策として、以下が推奨されています:

  • 入居者との日常的なコミュニケーションを維持し、異変の早期発見に努める
  • 入居審査を徹底し、問題のある入居者を事前に防ぐ
  • 共用部からの事故を防ぐための設備対策
  • 新築物件やファミリータイプの物件を選択する(孤独死のリスクが低い)

このように、心理的瑕疵は不動産投資において重要な考慮要素となりますが、適切な対策と物件選びによってリスクを軽減することが可能です。

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