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2025年4月23日

私の不動産投資体験談「インナーサークルが不動産投資成功の鍵」

名古屋在住・37歳サラリーマン 田中誠一さんインタビュー

――まず、不動産投資を始めたきっかけを教えてください。

田中:会社では管理職になったんですが、将来のことを考えると、給与だけでは不安があって。資産形成の選択肢を探していたときに、同僚から不動産投資の話を聞いたんです。「土地は増えないけど、人は増える」という話に納得して、調べ始めました。

――最初はどのように勉強されたのですか?

田中:とにかく本を読みましたね。平日の帰宅後と休日は図書館と本屋に入り浸りでした(笑)。30冊以上読みました。それからセミナーにも積極的に参加しました。最初は明らかに営業目的のものが多くて戸惑いましたが、徐々に質の高いセミナーを見分けられるようになりました。

――物件購入までの道のりはいかがでしたか?

田中:それが本当に大変でした。本で知識はついても、実際の物件情報が見つからない。ネットで探してもいいのかどうかよくわからなかったり、安いなと思った物件はすぐに無くなってしまったり。銀行に融資の相談に行っても、経験がないからと消極的な対応をされて。正直、壁にぶつかりました。

――そこからどう打開されたのですか?

田中:セミナーで知り合った先輩投資家に相談したんです。そしたら「情報がすべてだよ。オープンな場所には良い物件情報は出てこないんだ」と教えてもらって。

――情報が重要だということですね。具体的にどう行動されましたか?

田中:まず地元の大家の会に入会しました。それから不動産投資家向けの有料メルマガにいくつか登録して。あとは銀行員や不動産業者との関係構築に力を入れました。敷居が高いと思っていたのですが、意外と皆さん親切でしたよ。

――その結果、どんな変化がありましたか?

田中:大家の会の飲み会で「この地域は学生の需要が増えている」とか「この銀行は今融資に積極的だ」という生きた情報が得られるようになりました。メルマガでは、まだ広告に出ていない物件の情報が入ってくるようになって。本当にこれが「インナーサークル」なんだと実感しましたね。

――最初の物件はどのようにして見つけたのですか?

田中:登録していたLINEでの紹介でした。築1年のアパートで表面利回りは6.0%。数字だけ見ると特別高くはないんですが、ある理由があって、これはいいな、と。

――ある理由とはどんな?

実は、20代の頃、近くに住んでいたことがある場所だったんですよ。あの辺りなら暮らしやすさもよく知ってるし、賃貸付けに困らないことも容易に想像できました。LINEが届いてから開くまで1日ぐらい時間があったので、きっともう売れちゃってるだろうな、と思いつつダメ元で連絡したらまだあって。「これは運命だ!」とばかりにすぐに営業マンさんに資料を送ってもらって申し込みました。

――融資はスムーズに通りましたか?

田中:先輩大家から紹介された銀行員のサポートがあったので、驚くほどスムーズでした。一般的なルートだと多分審査に通らなかったと思います。これも人脈の力ですね。

――1年経った今、振り返ってみていかがですか?

田中:情報こそが全てだと実感しています。本やネットの知識も大事ですが、実際の現場の情報はクローズドなコミュニティでしか得られません。今は2軒目も検討していて、最初ほど苦労していないです。

――これから不動産投資を始めたい方へのアドバイスをお願いします。

田中:まずは行動することです。本を読むのも大事ですが、それだけでは始まりません。様々な会員登録をして、実際に顔を出して、どんな情報が必要なのかを知ることが大切です。最初の一歩を踏み出すまでが一番大変ですが、その先には新しい世界が広がっています。メール登録やLINE登録もやって損をすることは何もないです。勇気を出して一歩踏み出してほしいですね。

――ありがとうございました。

田中:こちらこそ、ありがとうございました。


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